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F1 プライベーター スーパーアグリ

 

PMA 1/43 スーパーアグリ ホンダ SA05 #22 完成品

PMA 1/43 スーパーアグリ ホンダ SA05 #22 完成品

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

koheiです。

 

今回もF1の話をしていきます。

F1チームには、大きく分けて、自動車メーカー(ワークス)チームとプライベーターチームに分けることが出来ます。

ワークスチームというのは、自動車メーカー参戦している場合と、個人で資金を集め、エンジンの提供を受けて参戦している場合に分けられます。

 

この2つのチームには大きな隔たりがあります。

ワークスチームには、潤沢な資金と、実績あるドライバー、良い設備などがあります。

プライベーターは、かき集めた資金、ペイドライバー(資金を払ってシートを手にするドライバー)、ある程度の設備で参戦しています。

企業でいうと、ワークスチームが大企業と、プライベーターは家族経営といった感じだと分かりやすいでしょうか?

家族経営ならではの、温かみのあるチームでもありました。

 

今回は、そんなチームを紹介します。

それは、日本人創設者、日本人ドライバー2名、日本製のホンダエンジン、日本製タイヤでF1という荒波に向かったチーム・・・。

それは、スーパーアグリF1チームです。

スーパーアグリF1チームは、純日本チームとして、F1世界最高峰でチャレンジしました。資金難で参戦は、期間は短い間でしたが、記憶に残るチームとなりました。

そんなチームを振り返ってみたいと思います。

 

2006年~2008年シーズン途中で資金不足から撤退。

ホンダのバックアップを受け2006年シーズンから参戦する。

マシンは4年落ちのアロウズのマシンを改造し参戦するが、準備期間がほとんどなく、戦闘力もなかった。

ドライバーは、佐藤琢磨井出有治(後にモンタニー、→山本左近へ)。

 ホンダエンジンを使い、ブリジストンタイヤを使っていました。

まさに夢のジャパンチームでした。

シーズン途中で、マシンの改造型を投入するも、戦闘力は低いままだった。

 

2007年2年目の開幕が始まる。ドライバーは、佐藤琢磨続投とアンソニーデビットソンとなる。初戦のオーストラリアGPで佐藤琢磨が予選Q3進出する快挙。

マシンの戦闘力が向上したことを見せつける。

スペインGPでチーム初ポイント獲得と、カナダGPでは、当時チャンピオンのアロンソを最終シケイン手前でオーバーテイク!!この時は、鳥肌が立ちました!!!

ワークスホンダよりも先にポイントを獲得し、子が親より先にポイント獲得と報道されていました。

 

2008年ドライバーに変更はなく参戦する。

大型スポンサーが見つからず資金難が続いてる中での参戦となる。

資金難から4戦まで参戦するが、5戦目以降はF1からの撤退が発表される。

エンジン提供していたホンダもこの年をもって、第3期からの撤退を発表する。

 

参戦期間は2年と少しでしたが、2年目のシーズンは目を見張るものがありました。

日本人レーサーにとって、F1を目指すきっかけになるようなチームだっただけに、とても残念です。

先日の記事にも書きましたが、プライベーターがいなくなってしまうのは、時代の流れなのかもしれませんが、F1の衰退を速めてしまうのではないかと思います。

 

一瞬の輝きを見せ、純日本チームとして光を放ったスーパーアグリF1チームは、DREAM  JAPAN チームでした。2年で日本の力を見せてくれました。3年・4年・5年と育っていく姿を見ていたかったのに、とても残念です。

ワークスだけでなく、プライベーター が参戦できる環境整備を整えてほしい。

 

最後までありがとうございました。