1周目の狂人!?
koheiです。
F1のシーズンは終了しました。
シーズン終了と共に、シートを獲得する者がいれば、シートを失い引退する者もいます。
今シーズンで引退する、ロマン・グロージャンについて記事を書いていきます。
先日のバーレーンGPでは、接触、クラッシュ、炎上しました。幸い火傷ですみ元気な姿を見せてくれています。
ロマンは、1986年4月17日生まれのフランス人。
F1での経歴は、順調ではありませんでした。私はすぐにいなくなるのではないかと思っていました。粗いドライビングでクラッシュが多く、ドライバーの中からも、「1周目の狂人」と言われていたこともありました。ロマンのデビューから見て行きましょう。
2009年ルノーからF1デビューする。
正ドライバーが変更になり、シーズン途中からデビューとなり、残り7戦を戦う。残念ながら、ポイントを獲得できずシーズン終了後チームを離脱。
2010年どこのチームにも所属せず。
2011年ロータスのテストドライバーに。
2012年~2015年 ロータスへ。
チームメイトに2007年チャンピオンのキミ・ライコネン。この年表彰台を3回登る。(2位1回、3位2回)ランキングも一ケタの8位になる。チームメイトはランキング3位であった。
ベルギーGPや日本GPで1周目にクラッシュすることが多く、マーク・ウェバーから、「1周目の狂人」というありがたくないニックネームを付けられる。
2013年飛躍の年でした。ドライバーも同じくキミでした。
1周目のクラッシュは大きく減り、コンスタントにポイントを獲得出来るようになる。
3位表彰台に5回、2位1回。ランキングも7位へ。
2014年は、苦戦の年となる。
ドライバーは、マルドナードに変更になる。エンジンの信頼性不足から成績は下降の一途。ランキングは14位へ後退する。
2015年 回復の年。
エンジンをメルセデスエンジンに変更し、マシンの戦闘力が向上する。
ベルギーGPでは、2年ぶりに表彰台3位を獲得する。ポイントを重ね、ランキング11位へ。この年をもって、移籍が発表される。
エース待遇での移籍となり、ドライビングが評価される。
2016年~2020年 ハースへ移籍。ドライバーもグティエレス(メキシコ)となる。
下位シームでありながら、ポイントを獲得出来るレースではポイントを獲得する。
この年、ハースの全ポイントを獲得する。ランニング13位。
2017年、ドライバーが、ケビン・マグヌッセン(イギリス)に変更になる。
昨年同様、取れるポイントを獲得していく。ランキング13位。
2018年 逆戻り?の1年。
昨年同様、ドライバーはマグヌッセンとのタッグ。
単独のスピンや、巻き添えのクラッシュが多くみられる。ランキングも14位へ後退。昨年はチームメイトに勝っていたものの、チームメイトに負けてしまう。(9位)
2019年 チームメイトに変更なく参戦する。
マシン開発に失敗し、両ドライバー共にランキングを下げてしまう。
ロマンはランキング18位へ後退。最悪の1年となる。
2020年 最終年
アイフェルGPで、ポイントを獲得する。
バーレーンGPで接触、炎上となり、リタイア。残り2戦を欠場し、引退となる。
接触事故で、骨折は見られず火傷で済んだようです。
このクラッシュも、1周目でした( ゚Д゚)
F1でのキャリアは事故が多くみられるドライバーでした。
そして最後のレースも事故でした・・・。
レースに事故はつきものですが、大きなけがもなくレース人生が終われてよかったのかもしれません。
子供も3人いるとのことで、これからは家族と事故無く過ごしてもらいたいです。
最後までありがとうございました。